「税金」という言葉は様々な場面で耳にしますよね。
我々の暮らしを支えているお金であることはなんとなくわかりますが、具体的にどのような税金の種類があるのかは把握していない人も多いでしょう。
馴染みのある税金著しては、「消費税」や「所得税」といったものが挙げられますが、実はそれ以外にも実に様々な税金が存在しています。
この記事では、そんな「税金の種類について」について解説していきたいと思います。
税金の種類
それでは、実際にどのような税金が存在するのか、具体的に挙げていきましょう。
消費税
まずは1番身近な税金と言えるのが「消費税」です。
消費税は、商品やサービスの購入に対してかかる税金のことです。
基本的には10%ですが、食料品(酒類や外食、医薬品などを除く)は軽減税率が適用され、8%となります。
物やサービスに対してかかるので、収入のあるなし、収入額にかかわらず同じ税金額となります。
ちなみに、消費税10%は、国税が7.8%と地方消費税が2.2%という内訳となっています。
所得税
所得税は、個人の所得に対してかかる税金です。
この場合の「所得」は、収入額から所得控除額や事業に掛かる経費などを差し引いた額に税率をかけて算出されます。
所得額によって税率は変わり、例えば1,000円~1,949,000円までであれば税率5%、1,950,000円~3,299,000円までは10%、3,300,000円~6,949,000円までは20%というように、所得額が大きいほど税率も上がります。
40,000,000円以上となると、45%もの所得税を納める必要があるのです。
また、会社員の場合は会社側が源泉徴収を行ってくれるので面倒ではありませんが、個人事業主や副業を行っている会社員(年間20蔓延以上の所得額がある人)は税務署で確定申告をしなければなりません。
法人税
法人税は、会社の所得に対してかかる税金です。
決算が終わった後に確定申告を行い、法人税額を納めます。
酒税
酒税は、その名の通りアルコールに対してかかる税金です。
製造者や輸入者が納税していますが、その金額は商品代金に含まれているので、負担しているのは消費者となります。
アルコール分が1度以上のものが対象となっていて、税額はアルコール度数やお酒の種類によって違います。
たばこ税
たばこ税も、その名の通りタバコにかかる税金です。
酒税と同じく製造者や輸入者が納税していますが、その金額は商品代金に含まれているので、負担しているのは消費者となります。
消費税と同じく国税と地方税に分けられています。
関税
関税は、輸入品全般にかかる税金で、輸入者が税金を納めます。
自動車税と自動車重量税、ガソリン税
「車は金食い虫だ」ということを聞いたことがある人もいるかと思います。
車の車体を購入するお金が必要なだけでなく、ガソリン代(ガソリン税含む)やオイル代、車検費用、自動車税、自動車重量税などがかかるため、非常にお金の掛かる乗り物なのです。
その便利さゆえにお金がかかっても所有している人は多いのです。
自動車税は「自動車を所有している人にかかる税金」、自動車重量税は「自動車の重さにかかる税金」、ガソリン税は、「ガソリンの価格にかかる税金」です。
固定資産税
固定資産税は、土地や建物を所有していることでかかる税金です。
住民税
住民税は、住んでいる地域にかかる税金です。
「住民税」という名称は、都道府県が課税する「道府県民税」や「都民税」と、市区町村が課税をする「市町村税」の総称となります。
主にその地域による教育や福祉、救急、ごみ処理などの公共サービスをまかなうために使われています。
相続税
相続税は、亡くなった人から譲り受けた財産にかかる税金のことです。
しかし、すべての相続金にかかるわけではなく、「3,000万円+600万円×法定相続人の数」が基準となるので、それ以下の財産の場合には相続税はかかりません。
また、配偶者に関しては税率が軽減され、最大で1億6,000万円までは相続税がかからない仕組みとなっています。
その他にも実に様々な税金が存在する
前述した有名な税金の他にも、「不動産取得税」「登録免許税」「都市計画税」「贈与税」「印紙税」「入湯税」「ゴルフ場利用税」といったように様々な税金が存在します。
知らず知らずのうちに多くの税金を納めているのが現実なのです。
まとめ
今回は、「税金の種類について」について解説してきました。
学生や社会人になったばかりの人は、消費税や所得税など、なんとなく税金というものを納めなければならないことを知っている人も多いかと思いますが、「こんなに税金の種類があるんだ」と驚いてしまいますよね。
しかし、これらの税金があることでこの日本という国が正常に回っているわけですから、しっかりと理解して、納得した上で納めるようにしましょう。
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