お金の使い方は、人それぞれに個性があるものです。
愛車に大金を使い、憧れの車を手にして幸せを感じる人もいますし、仕事終わりに居酒屋でアルコールを飲むことに幸せを感じ、月に10万円以上を使う人もいます。
しかし、実際には、「自分はこのような基準によってお金を使うかどうかを決めている」といった人はかなり少なく、「なんとなく使ってしまっている」が多いかもしれません。
なんとなくお金を使う生活から、「考えてお金を使う」ことで、より幸せな暮らしをすることができるようになるはずです。
この記事では、そんな「幸せになるお金の使い方」について解説していきたいと思います。
好きなことにお金を使う=幸せになるお金の使い方ではない
「幸せなお金の使い方」と聞いて、「好きなことにお金を使うこと」をイメージする人も多いのではないでしょうか?
確かに、冒頭で挙げたように、車好きであれば車にお金を掛けて、お酒好きな人はお酒にお金を掛ければ、幸せですよね。
しかし、それだけでは100%幸せな生活を送ることは不可能です。
なぜならば、人は生きる上でたくさんの不安を抱えるものだからです。
「大好きな車を買う」といったピンポイントで考えてみれば、これ以上ないほど幸せですが、そこにだけお金を掛けてしまうと、例えば大事な人を守る経済力を失ってしまったり、日々の暮らしが豊かでなくなってしまったりするはずです。
もちろん、そういった経済的な余力を残しながら車を購入できるのであれば、幸せな状態をキープできる可能性がありますが、大抵の場合はその欲望に負けて「車のローンを組むと生活が厳しくなるけど、仕方がない」と無理してローンを組んでしまうものです。
好きなことにお金を使うことが幸せになるお金の使い方であれば、ほとんどの人が幸せを感じているはずです。
しかし、実際には、「もっと幸せになれるお金の使い方をしなきゃな」と後悔しながら暮らしている人がとても多いのです。
幸せになるお金の使い方
それでは、ここからはどのような方法がお金の幸せな使い方なのかを挙げていきましょう。
参考にして、今一度自分のお金の使い方を良く考えるきっかけにしましょう。
健康のためにお金を使う
基本的なことですが、実際にはできていない人が多いのが「健康のためにお金を使う」という方法です。
特に若年層は、多少無理が効く身体なので、体をメンテナンスする費用をほとんど掛けません。
しかし、人生は長く、40歳を超えたあたりから徐々に身体に不調を感じるようになり、50歳、60歳と年齢を重ねるごとに大きな病気のリスクも上がっていきます。
若い頃に健康に対してお金を掛けていなかった人ほど、そのリスクは高まります。
- サプリメント
- スポーツジム
- 健康食品
- 栄養価の高い食品の摂取
このように、ある程度お金を掛けてでも身体の健康を考えて暮らすだけで、40代以降の人生を幸せに生きていける確率がグンと高まるのです。
自己成長のためにお金を使う
人生を幸せに生きるならば、なるべき理想の自分に近づくような努力をすべきです。
努力せずにその時の欲望のまま生きてしまうと、ふとした時に「もっとできる自分になっていたはずなのに」といったように自己嫌悪を感じてしまうでしょう。
その逆に、積極的に自分に投資をして、日々努力をして成長していれば、その日々が誇らしいものとなり、その後の人生を幸福に感じられるようになるはずです。
- 海外留学
- 資格取得
- スクールに通う
- 成長に必要なアイテムの購入
このような自己投資が幸せになる為には必要不可欠なのです。
他者貢献にお金を使う
お金があったならば、それを自分のために使いたいと考えるのが一般的な人間の思考ですよね。
しかし、幸せは自分自身だけが関連しているわけではありません。
「大事な人の幸せ」が「自分の幸せ」にもなるのです。
心理学の三大巨匠の1人、アドラーは、「他者貢献」が人生を幸せに生きる上で重要だと説いています。
他者に貢献することで、「自分には価値がある(共同体感覚)」と思うことができ、幸福度が高まるのです。
家族や友人、恋人にプレゼントをあげるなど、積極的に他者貢献にお金を掛けることで、自分自身も幸福に感じますし、相手もあなたをより大切な人だと感じ優しく接してくれるはずです。
見返りなど求めなくても、自然と相手が幸せを感じさせてくれるようにもなります。
一見幸せとは逆に思える他者貢献も、幸せに生きるためには必要不可欠なのです。
お金の勉強に役立つ書籍、動画
まとめ
今回は、「幸せになるお金の使い方」について解説してきました。
- 健康のためにお金を使う
- 自己成長のためにお金を使う
- 他者貢献にお金を使う
自分の好きな物事にお金を使うことが幸せなお金の使い方とはなりません。
ぜひここで挙げたお金の使い方を意識して、より幸せな暮らしを手に入れましょう。
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