円安から資産を守る!?お金の運用を考える。現金や預金よりも投資での対策

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2022年10月に、32年ぶりの1ドル150円をつけ、過去最大の円安が加速しています。

各食料品や、エネルギー価格が上がっているのは身近に感じる部分ですが、「円」の価値が下がることで、「円」に頼った資産管理をしていると、知らない間に損をしていることにお気づきでしょうか?

この記事では、円安の時代の中で、どうやって資産管理すべきか考えていきます。

この記事でわかること
  • 円安から資産の守る考え方
  • 円安のメリットを活かしたお金の運用
  • 初めての投資のやり方

※円安に関してはこちらの記事をご参考にして下さい

円安で気づかないうちに資産が減っている!?

2022年10月に、32年ぶりの円安水準1ドル150円をつけました。

円安で、1ドル150円とか聞きますが、円が増えているからお金が増えているんじゃないのですか?

いやいや、逆ですよ!

円の資産は円安になることで減っているんですっ!

円安で円の価値が下がる

円安とは、円の価値が下がることです。

例えば、1ドルのオレンジジュースを買うとします。

1ドル100円だった時には、100円出せば買うことが出来たオレンジジュースが、円安で1ドル150円になると、150円出さないと同じオレンジジュースを買うことができません。

同じものを買うのにも、多くの円を出さないと買うことができない状態です。

つまり、円安で、円の価値が下がってしまっているのです。

物価高はさらに追い打ちをかける!?

さらに、物価が上昇すると同じオレンジジュースが200円に値上がりします。

円安になると、輸入品のほとんどの物が値上がりします。

特に、輸入に依存が強い日本では、円安になると多くの物が値上がりします。

また、エネルギー価格も高騰する事も物価高を加速させます。

そうすると、過去に100円で買えていた同じオレンジジュースが、200円を出さないと買えなくなる。

物価高は、円自体の価値を下げるのに追い打ちをかけていきます。

※2022年秋の値上げラッシュについてはこちらをご覧下さい。

賃金や景気が上向きならばそれは良い傾向なのだが

円安と物価高と一緒に、賃金が上がり景気が上向いて成長していれば、憂うことはあまりありません。

オレンジジュースの値段が倍になっても、毎月の賃金が倍になれば、問題ないと思うはずです。

しかしながら、2022年10月の厚生労働省の発表でも、実質賃金は5ヶ月連続で減少傾向にあります。

【グラフ】実質賃金の推移を見る!(出所:厚生労働省)

現在の日本の賃金が伸びていない状況下では、円安、物価高は、家計を大きく圧迫しています。

円の資産は、減っている状態

示してきたとおり、円安と物価高の二つが大きな原因で、円で持っている資産価値がどんどん減っている状態です。

持っているだけで資産が減っていくなんて…。

どうしたらよいのでしょうか?

円安で、円だけの資産に関してデメリットであるのに対して、円安のメリットを活かした資産管理に移行していくことが重要です。

円安のメリットですか?

要するに、「円安に弱い資産」「円安に強い資産」があり、それを理解して、資産管理、運用を考えていくことです!

円安の時に考えておくべき資産管理

資産管理を考えていく上で、「円安に弱い資産」と「円安に強い資産」を理解して、その時の情勢に合わせて変えていくことが大切です。

それでは、「円安に弱い資産」と「円安に強い資産」について考えていきます。

円安に弱い資産

円安に弱い資産の代表としては

  • 円の現金、貯金、日本国債等
  • 日本の輸入関連の企業や、値上げが難しい企業の株式
  • 将来もらう年金や退職金
  • 利率固定の長期契約の保険

順に解説していきます。

円の現金、貯金、日本国債等

最初に解説した通り、円の現金、貯金、日本国債等は、円安と物価高で価値が下がってきています。

日本の輸入関連の企業や、値上げが難しい企業の株式

日本の輸入関連の企業は円安の影響を大きく受け、業績が悪化する傾向にあります。

また、原材料費の高騰に対して、商品の値上げに転嫁できない企業も、業績は苦しくなります。

将来もらう年金や退職金

将来もらう年金や金額が決まっている退職金は、円安が加速しても金額が増えません。

貰うときに円の価値が下がっていれば、目減りしている状態です。

利率固定の長期契約の保険

利率が固定された長期契約の保険は、受け取るときの額面が今から増えることが少ないです。

そのため、受け取るときには、円の価値が下がっていれば、目減りしてしまいます。

円安に強い資産

逆に、円安のメリットを活かした「円に強い資産」もあります。

  • 輸出関連企業や、海外に展開している企業株
  • 海外に投資する投資信託
  • 外貨預金、海外株式
  • 金投資

解説していきます。

輸出関連企業や、海外に展開している企業株

輸出関連の企業や海外に展開している企業等は、外貨を稼ぎやすく、円安状況下では業績が伸びやすいです。

その為、そのような企業の株を保有することは円安に資産であると言えるでしょう。

海外に投資する投資信託

円安時には、円を海外の資産を中心とする投資信託に投資することで、円の価値下落のリスクを減らすことができます。

また、円安時には為替の差益も、運用益になります。

外貨預金、海外株式

円の価値が下がっている状況下では、海外の預金や株式に資産を分散することは、対策の一つです。

ドル高であるので、ドルに変える事やアメリカ株式が狙い目です。

金投資

「有事の金」と呼ばれている事もあるように、金の相場は比較的どのような時も安定している傾向があります。

その点では、円安、円高に関わらず、安定的な資産ではあります。

でも、投資ってリスクがあって怖くないですか??

始めでも述べた通り、何もしなくても円だけの預金は価値が減っている時代です。

何もしない事の方がリスクかもしれません。

時代の状況に合わせて、どうすれば自分の資産を守れるかを情報収集して、行動することが最重要です!

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まとめ

お金に関する正しい知識と行動が、自分自身の資産を守るための秘訣です。

身につけていきましょう。

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