若かりし頃は、身体の事を気にせずにガンガン働けていた…。
40代になった今、身体に無理が効かなくなったり、あちこちが痛くなって来て…。
そろそろ健康の事を本気で考えないと…。
40代になると、自分の健康について気になりだす方も多いのではないでしょうか。
これまでの生活習慣や遺伝的な要因などが影響し、いくつかの症状や体調の変化が現れることもあるかもしれません。
一度、しっかりと身体の事を調べてもらいたい。
でも、人間ドックとか、高いんじゃないの?
まだ、具体的な症状が無いので、早いのではないの?
そんな思いで、一歩踏み出せない人も多いのでは無いでしょうか?
を、ご紹介していきます。
健康に少しづつ不安を感じながらも、まだ一歩踏み出せないでいる40代の方は是非ご覧ください。
40代になると人間ドックに行く必要があるのか?
結論から言うと、40代での人間ドックは非常に重要です。
なぜなら、40代から多くの病気の予備軍が暗躍し始めるからです。
三大疾病である「がん・心疾患・脳血管疾患」の発症は50代が多くなっていますが、病気の早期発見や日頃の生活習慣でのリスクに早めに気づくことで、治る可能性が大きく上がります。
医学業界でも、40代での人間ドック受診を勧める傾向にあります。
40代での人間ドック受診が、早期発見のカギとなる可能性があるのです。
※健康とお金の関係についても記事で解説しました。
人間ドックと健康診断の違い
40代の方々は、毎年健康診断を受けている方が多いと思われます。
定期的に健康診断を受けていれば、人間ドックは必要ないのではないかと思われるかもしれません。
しかし、健康診断と人間ドックには、目的の違いがあります。
健康診断は、健康状態の把握が目的
健康診断は「労働安全衛生法」に基づいて義務付けられており、企業が労働者の健康状態を把握する目的のために、毎年定期的に行う必要があります。(参考資料・厚生労働省)。
健康状態の把握が目的の為、人間ドックよりも検査項目は少ないことが多く、検査費用も人間ドックに比べて安価であることが多いです。
人間ドックは、病気の早期発見が目的
人間ドックは、病気の早期発見が目的であり、全身のさまざまな検査が行われます。
多くの検査項目があるため、数日間に分けて行われることもあります。
健康診断との大きな違いは、検査項目の多さと広さです。
そのため、費用も労力も健康診断に比べて大きくなります。
人間ドック | 健康診断 | |
---|---|---|
特徴 | 全身を詳しく検査する | 体の状態を大まかに検査する |
目的 | 病気の早期発見 | 労働者の健康状態の把握 |
検査項目の数 費用(目安) | 多い(50項目以上) | 少ない(10~15項目) |
健康保険の適用 | 4~10万円以上 | 1~3万円程度 |
検査結果の確認方法 | 医師からの直接説明 | 検査結果を書類で確認 |
40代に必要な人間ドックのオプション
人間ドックでは、多くの基本検査項目から検査することができます。
しかし、個人個人の生活習慣や年齢・性別によって発症しやすい疾患は違ってきます。
基本検査項目だけでは網羅できない個人に合わせたリスクを発見するために受けられる検査が「オプション検査」です。
今回、40代の男性に必要な人間ドックのオプションをご紹介します。
人間ドックの基本検査は?
人間ドックの検査項目には、日本人間ドック学会や日本病院会などの団体によって推奨された基本検査項目があります。
- 身体測定
- 生理検査
- X線・超音波
- 生化学検査
- 血液学検査
- 血清学検査
- 尿検査
- 便検査
- 問診・診察
- 判定・指導
40代男性のおすすめ人間ドックオプション
40代の男性におすすめのオプション検査の部位は、肺・胃・大腸・膵臓・頭部・心臓です。
厚生労働省の人口動態統計によると、がんによる男性の死亡順位は、1位肺がん、2位胃がん、3位大腸がん、4位膵臓がん、5位肝臓がんと続きます。
中でも、膵臓がんと大腸がんは、40代になると発症率が上がります。
リスクの高いものを中心に検討するのが良いでしょう。
また、肥満体系の方や運動習慣が無い方、食生活が乱れがちの方は、動脈硬化が懸念されます。
そのため、頭部や心臓の検査を検討すると良いでしょう。
家族等がかかったことのある病気を調べるオプション
ご家族がかかったことのある病気は、遺伝リスクや同じ環境化であることの理由から、かかりやすくなります。
ご家族のかかったことのある病気をオプションとして調べるもの良いでしょう。
自分の気になる部位に応じたオプション
自分自身の体調や気になる部位をオプションとして調べるもの良いでしょう。
人間ドックに補助金が出る?
人間ドックは基本的には健康保険適応外の為、全額自己負担となります。
ただ、お住いの自治体や、ご所属の健康保険組合、ご加入の保険会社によっては、補助金もしくは助成制度が受けられることもあります。
なるべく費用負担を減らすため、今回は補助金、助成制度のご紹介をします。
人間ドックの費用はいくらかかる?
その前に、まず、人間ドックは一体いくらぐらい費用がかかるのでしょうか?
人間ドックは、検査項目や日数によって様々なコースがあるため、費用も安いものから高いものまであります。
病院の規模やサービス、地域によっても異なりますが、一般的な検査項目で1日の日帰りコースの費用を見ていきます。
全国平均で、43,539円です。
補助金・助成制度は、加入している保険によって異なる
補助金・助成制度は、ご自身が所属する健康保険の種類や、契約している保険会社によって異なります。
健康保険の種類は、保険証の「保険者名称」をご覧になると確かめることができます。
国民健康保険にご加入の場合
「国民健康保険」の場合は、各自治体で補助金・助成制度があります。
例えば、東京都大田区であれば、40歳~74歳の大田区在中の方に、8,000円の補助金が出ます。
東京都、千葉県での一例は、こちらでも確認することができます。
補助金・助成制度内容、対象年齢や金額等の条件は、各自治体によって異なります。
詳しくは、お住いの自治体へお問い合わせするのがよいでしょう。
社会保険にご加入の場合
「社会保険」の場合は、ご加入の健康保険協会や健康保険組合によって、一部の費用を補助をしてもらえる可能性があります。
例えば、「協会けんぽ」に加入している35~74歳の方は、差額人間ドックという制度で医療機関で割引後の料金で人間ドックを受けることができます。
詳しくは、勤務先のご担当者に確認するのがよいでしょう。
民間の保険に加入の場合
民間の生命保険の中にも人間ドックの割引制度を実施している所もあります。
こちらも、一度ご自身が加入している保険会社に問い合わせて見るのがよいでしょう。
忙しくて人間ドックにいけない人におすすめ商品
最後にご紹介するのは、「おうちドック」という商品です。
その名の通り、自宅で人間ドックが受けられるという商品です。
- 病院で検査をすることに躊躇している人
- 病院に行く時間を取れない人
- 病院で長時間拘束されるのが嫌な人
- 病院だと検査結果が届くのが遅いと思う人
こんな悩みを抱えている方にお勧めです。
この商品の特徴としては、
ご紹介はこちらの動画でもご欄になれます。
まとめ
今回は、健康に対して不安が大きくなってくる40代の方に向けて、人間ドックに関してご紹介してきました。
- 40代のうちの人間ドックは早期発見に役立つ
- 健康診断は健康状態の把握、人間ドックは早期発見の役割
- 年代や自分自身に合わせてオプションをつけるとより不安が少なくなる
- 加入の保険の種類によって補助金や助成制度が使え、お得に人間ドックが受けられる
- 忙しい人向けの簡易人間ドック
まだまだ働き盛りの40代です。
健康への不安を少しでも減らして、心身ともに万全で仕事にも、プライベートにも活躍していきたいものです。
そんな活力的な40代をすごすために、少しでもお役に立てると幸いです。
最後までお読みいただき、有難うございました。
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